演説の天才。
「第二次世界大戦」「ユダヤ人虐殺」「ナチス」このワードを聞いて思い当たる人物は誰でしょうか?みなさんも絶対に知っている「アドフル・ヒトラー」
イメージはどうですか?一般的に見たら「残虐」「独裁」「冷徹」とマイナスのイメージの方が強いとおもいます。確かに彼がやってきたことは褒められることではありません。しかし彼の「カリスマ性」は本物でした。でなかったらドイツの財政を立て直し、国民の信頼を得ることはできません。
その中でも、今回はヒトラーの
「演説力」
これについて書いていこうと思います。
僕自身も人の前で話す機会がたくさんありました。100人や200人、多い時ではネット中継もつかって500、600人?正確な人数はわかりませんが、間違いなく100人以上の前で話す機会はたくさんありました。
話すときにみんなが前のめりになって聞く様な、無意識に聞き入ってしまう様な「話し方」「演説力」が欲しかったんです。その中で僕がよく参考にしていた人物がヒトラー。彼が持っていた「演説力」とは何なのか?
①アドルフ・ヒトラーとは?
そもそも、ヒトラーとはどんな人物なんでしょうか?みなさんはナチスの独裁者以外知っていますか?どこ生まれで、どういう生い立ちで、何をしてきたのか。簡単に説明していきます。
1889年4月20日に今のオーストリアに生まれました。18歳のときにはウィーン美術アカデミーに不合格。19歳でもう一度受けるも、また不合格になります。そして22歳のときに図書館で人種理論や反ユダヤ主義の本を読みさり、この時から反ユダヤ主義に傾倒していきました。
24歳には洋服仕立て屋で働き比較的安定した生活を送っていました。そして、政治家としての転機が訪れます。それが25歳。1914年に起きた第一次世界大戦です。ヒトラーは軍人として参加していました。そして1919年にはドイツ労働者党の湯力な政治家として、高い演説力が評価されるようになりました。1925年36歳でナチ党を再建。7年後にはナチ党が国会の第一党になります。そして翌年には首相に就任し、ヒトラー内閣が誕生しました。そこからは皆さんも知っているように1945年まで生き続け、56歳で自殺しその人生に幕を下ろしました。
②「演説テクニック」
ヒトラーは「演説力」であそこまで成り上がったと言っても過言じゃないと僕は思います。そんなヒトラーはどのように演説を行っていたのか。
(1)会場によって話し方を変える
小さな会場では歯切れのいい演説を行い、野外などの大観衆が集まるところでは、話す内容<観衆の盛り上がりを選んだと言われています。
(2)聴衆を雰囲気に飲ませる
有名なもので、「ハイル・ヒトラー!」って聞いたことありませんか?会場で人々が同じ動作、同じ掛け声をさせて自分の作る雰囲気に引きずり込んだと言われています。
(3)使う言葉と仕草
ヒトラーは難しい言葉を使いませんでした。短く具体的なスローガンや、激しく振り上げるジェスチャーや、話内容に合わせてそれを表すジェスチャーを使いインパクトを与えたと言われています。
(4)ストーリーの構図
演説でストーリー性を持たせた演説で人の心をつかむというものです。人って達成が難しい目標に、様々な障害を乗り越えて向かっていくというストーリーに惹き付けられるらしいです。
(5)ストリーの交錯
ドイツの復活と自分自身のストーリーを巧みに重ね合わせていました。弱小政党だったナチ党を成長させた、自分になら再びドイツを輝かさせられると訴えていました。本来、無関係なストーリーを交差させて、「この人なら!」っと思わせるテクニックです。
(6)静寂
ヒトラーは話す前に聞き手がこっちに集中するまで、しゃべらなかったと言われています。これは計算で、自分に集中するのを狙っていたと言われています。
他にもテクニックはたくさんあると思いますが、代表的なのはこれぐらいですね「スピーチ」1つとっても「隠されたテクニック」がたくさんあります。正直スピーチには元から上手な人と下手くそな人に分かれるとおもいます。それでも練習すれば上手くなると思います。
③まとめ
ヒトラーは第一次世界大戦後、首相に就任して「失業者問題の解決」「国民の健康、環境衛生の向上」など数多くの結果を残してもいます。しかしあそこまでユダヤ人に対して執着したのか。執着に対しては正直わかりません。民族主義の思想が関わっているのかもしれませんね。
結果を残してもいますが、正直ヒトラーにはそこまで経済に対する知識はなかったとも言われています。ではなぜ首相につくことができたのか。「飛び抜けた知識」「飛び抜けたリーダーシップ」でもなく、「飛び抜けたスピーチ力」なのかもしれません。
今日の23時頃にもう一つ記事を書こうと思っているのですが、
今回も自分が大好きな分野です。それは「未解決事件」
その中でも次回は戦後最大の未解決事件「下山事件」です。
「下山事件」と「戦後の日本経済」ついて書いていこうと思います。