時を放浪

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経済恐慌とは。

今、最もホットな話題といえば、コロナウイルスです。世界でも感染者数がどんどんと増えていき、パンデミックになるのも時間の問題です。ニュースでもコロナウイルス報道が行われ皆さんも関心が高いと思います。そんな中、最近twitterやニュースを見ているとある言葉をよく目にします。

 

「今回のコロナショックはリーマンショック級の出来事」

 

これは、経済指標の下がり具合がリーマンショクっと似ていて、世界に与えるダメージの大きさは同じっと僕は理解したつもりなんですけど、twitterを見ていたら「リーマンショックと同じ影響を及ぼす」みたいな発言をしていた人がいました。その言い方だと色々誤解が生まれそうだなっと思いました。間違っても同じにしちゃいけなくて、本質は全然違うと思います。個人的な見方ですが、、、

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リーマンショックと聞いて皆さんは何を思いますか?証券会社?世界金融危機何かと聞く機会は多いけど、どういう出来事?その背景は?などなど知らないことが多いとおもいます。なので今回は教科書やSNSでよく見る

 

リーマンショック

 

について、書いていきたいと思います。

 

リーマンショックとは

リーマンショックとは、2008年9月15日にアメリカにある投資銀行であったリーマン・ブラザーズ・ホールディンクス」が経営破綻したことによって、連鎖的に世界規模の禁輸危機が発生した出来事をいいます。

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リーマンショックによって、株式・為替一場が大混乱に陥りました。アメリカに対して経済不安が募り、急激なドル安になり、世界的な金融危機が起きていきました。

 

リーマンショック原因

アメリカではサブプライムローンというローン制度がありました。つまりは貧困層に向け住宅ローンです。アメリカでは2004年に不動産ブームが起こりました。その背景にあったのがサブプライムローンです。簡単に言えば貧困層でも家を買えるようになったんです。そのサブプライムローンの大元リーマンブラザーズした。サブプライムローンとは金利が高めに設定されることで、審査基準を緩くして誰でも家を簡単に手にすることができるということです。

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リーマンショックきっかけ

サブプライムローンが流行った当時のアメリカでは貧困層でも家を買えるということで地価も高騰します。それに加えて不動産投資を行う個人投資家もたくさんいて利用していました。そこで何が起きたかというと、ローンでお金を借りて土地が高くなったら売ってそこで生まれた差額を儲けとして借金を返済しようとしたり、金を稼ごうとしたんです。

 

貧困層について記事書いてたので、皆さんよかったら読んでみてください

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smallpine0425.hatenablog.com

 

ここで問題になったのが、アメリカの住宅ローンシステムで日本だと、家を買って手放しても完済まで支払いが続きますが、アメリカでは手放したら返済しなくていいんです。

 

2006年にアメリカでは不景気が訪れます。そうすると住宅価格が伸び止まったんです。不景気によって貧困層は払えるお金がなくなり、返済不能者が続出したんです。投資家も家をどんどん手放しました。他にも原因はあると思いますが、これらの原因によりリーマンブラザーズは潰れてしましました。

 

倒産仕掛けの会社に対して、多くの関係者は潰れるわけがないて思っていたんです。それに加えて大量の借金を抱えた会社に対してリスクを冒してお金を貸してくれる会社はいませんでした。みんな思っていたんです。国が助けてくれるだろうって。

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④なぜ世界にまで影響したのか

大企業が潰れたら融資などを行う会社はどうなると思いますか?世界中、日本中の銀行が企業に融資を行うのを渋るようになったんです。その影響で2008年に倒産した上場企業は33社でした。ちなみにリーマンブラザーズが抱えた借金ていくらだと思いますか?

 

64兆円です。

 

このリーマンショックが起こした影響は世界に広がります。まずはアメリカ。以前は5%台だった失業率は月を追うごとに悪化していき、09年の10月には10%に乗りました。GDPの伸び率も前期に比べて−6.3%となりました。次に影響を受けたのはヨーロッパです。

 

ギリシャ破綻危機を引き起こす原因ともなっています。元々借金がすごかったギリシャですが、そこに拍車をかけるきっかけにもなりました。

 

日本も大変な影響を受けました。当初日本は影響は小さいと言われていましたが、そんなことはなかったんです。日本は安全な逃避先とみなされ、外国為替市場で円買いが始まりました。2011年3月まで史上最高値となる76円まで円高が進み、アベノミクスが始まるまで超円高水準を維持し続けることのなりました。

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知ってるようで知らない、リーマンショック。今回はその出来事の話をしました。

文章で買おうと思っっても、やっぱり難しいところがあるので、調べたら映画がありました。

「リーマンブラザーズ最後の4日間」

倒産までのラスト4日間、何があったのか描いているようです。銀行や証券会社に勤めている人は見てもいいかもしれませんね!

 

今、流行りのコロナウイルスリーマンショックと同じ規模の経済指標の下がり具合かもしれませんが、経済面で起きる出来事とウイルスで起きる出来事では及ぼす規模、内容は全然違ってきます。気になるコロナは一体どこまで、長く続くのでしょうか。

 

ちなみに午後18時に行われた安倍総理の会見で、予備予算2700億を対応策費用として使うと言っていましたね。(全額ではないと思うけど。)やっと日本のトップが国内の対応について追求しました。オリンピックに向けて早くコロナウイルスを収めたい模様です。。。

 

もし、オリンピックを考えるのであれば、次は日本人が海外でコロナウイルスをばらまかないように、医療がまだ整っていない地域への渡航禁止や対応をして、コロナ対策アピールをしてないと、いけないんじゃないかなって僕は思います。。。。

 

次は、オリンピックについて書いてみようかなーって思っています。